竹本 与志人   Yoshihito TAKEMOTO

講座・コース 学部;福祉臨床講座、大学院前期課程;社会福祉支援科学講座、大学院後期課程;保健福祉学大講座 Yoshihito TAKEMOTO
役職 准教授
生年月 1965年12月生
自室番号 6609
Email ytakemoto**fhw.oka-pu.ac.jp
※利用の際は,** を @に置き換えてください.
学位 博士(生活科学),大阪市立大学
資格・免許 社会福祉士、精神保健福祉士、ほか
着任年月 2008年04月
職歴 医療ソーシャルワーカー、介護支援専門員
専門分野 医療福祉,精神保健福祉
所属学協会 日本社会福祉学会,日本認知症ケア学会,ほか
現在の研究テーマ ①認知症が疑われる高齢者の早期受診に向けた保健医療福祉連携システム構築に関する研究、②認知症者の経済支援における介護支援専門員の能力開発に関する研究
主要担当科目
 学部 福祉専門職論, ソーシャルワークⅠ, ソーシャルワーク演習Ⅰ, ソーシャルワーク演習Ⅲ, チームガバナビリティ演習, ソーシャルワーク実習指導Ⅰ, ソーシャルワーク実習指導Ⅱ, ソーシャルワーク実習指導Ⅲ, ソーシャルワーク実習, 保健福祉学研究ゼミ
 大学院 保健医療ソーシャルワーク特論, 保健医療ソーシャルワーク特論演習, 社会福祉支援科学特別研究, 地域保健福祉学特別講義Ⅱ, 保健福祉学特別研究
相談・共同研究可能
なテーマ
研究:インボランタリー・クライエントへの受診・受療援助に関する研究、保健医療領域のソーシャルワーク実践に関する研究、相談:援助困難事例に係るコンサルテーション
研究概要 ①認知症が疑われる高齢者の早期受診に向けた保健医療福祉連携システム構築に関する研究
 わが国の認知症高齢者数は、高齢人口の増加に伴って急速に増大している。このような状況下、わが国における認知症対策は介護サービスが中心であったが、早期の鑑別診断や周辺症状への対応など医療と介護の両方のニーズに対応する対策が必要とされ、近年では医療対策の充実が講じられてきている。さらに、医療サービスと介護サービスの連携の重要性から、認知症医療の中核機関として2008(平成20)年度より認知症疾患医療センターの整備が進められ、その役割と機能が期待されているところである。
 認知症対策の中でも,認知症進行の遅延薬の開発や介護予防の観点から最も重要視されてきているのが鑑別診断のための「受診」そして治療のための「受療」である。しかしながら、認知症の早期受診・受療は決して容易ではない。一因として当事者や家族の知識不足が指摘されているが、知識の付与のみでは受診・受療は困難である。受診・受療に至るには啓発活動とともに受診を促す第三者、とりわけ地域コミュニティ(民生委員等の地域で一定の役割を付与されている人々)ならびに地域包括支援センターの介入が重要であり、早期発見から受診・受療に至るまでの綿密な多職種多機関連携によるシステムづくりが喫緊の課題と考えている。
 これまでに「民生委員や福祉委員を対象とした認知症の認識に関する研究」,「民生委員を対象とした認知症の疑いのある高齢者を発見した際の援助要請意向ならびに受診促進意向に関する研究」,「地域包括支援センター職員を対象とした認知症者への受診・受療援助に関する研究」「地域コミュニティを対象とした認知症が疑われる高齢者を発見した場合の援助希求に関する研究」等を実施してきた。今後も継続して研究を実施予定である。

②認知症者の経済支援における介護支援専門員の能力開発に関する研究
 認知症者支援において、介護サービスは在宅療養を支える重要な社会資源であるが、経済問題ゆえにサービス利用量を制限する事例が多いことが報告されてきている。必要なサービスを円滑に導入するには、社会保障制度を活用し、認知症者と家族介護者の経済的な生活基盤を支えることが求められる。そのため、認知症者の在宅療養支援を担う居宅介護支援事業所の介護支援専門員には広範の社会保障制度の知識と具体的な活用方法の習得が望まれるが、介護保険サービスの量の調整等にとどまっている。
 本研究は、居宅介護支援事業所の介護支援専門員を対象に、認知症者の在宅療養支援に有用な社会保障制度の知識と経済状況に応じた社会保障制度の選定能力を明らかにし、能力開発のためのプログラムを提示することを目的としたものである。 ※科研費(挑戦的萌芽研究:2016-2018年度)研究代表者
社会における活動 1.日本認知症ケア学会:代議員
2.学会誌査読委員:「日本認知症ケア学会誌」、「日本在宅ケア学会誌」など
ほか
受賞 1.(公社)日本医療社会福祉協会 2014年度永年会員表彰
2.第11回日本認知症ケア学会 石崎賞(2010)「認知症患者の受診における専門職間連携のあり方」
3.第12回岡山県保健福祉学会 岡山県社会福祉協議会長賞(2006) 「家族介護者の介護負担感に着目した認知症高齢者の介入モデルの検討」

研究業績 【2016年度に掲載された原著論文ならびに総説】

1.仲井達哉・杉山京・竹本与志人(2017)パーキンソン病患者の主介護者を対象とした介護負担感と患者の主治医による情緒的サポートとの関係 ~主介護者が認知する家族機能に着目した多母集団同時分析~.社会医学研究 34巻1号 pp.41-53.
2.杉山京・竹本与志人(2017)地域包括支援センターの専門職を対象とした認知症専門医のいる医療機関との連携の実践状況とその関連要因.老年精神医学雑誌 28巻1号 pp. 57-70.
3.杉山京・竹本与志人(2017)地域包括支援センターの専門職による認知症が疑われる高齢者とその家族に対する受診援助の実践状況の可視化.日本認知症ケア学会誌 15巻4号 pp.796-806.
4.杉山京・竹本与志人(2016)地域包括支援センター専門職を対象とした認知症が疑われる高齢者への受診援助におけるかかりつけ医との連携実践状況の類型化.日本在宅ケア学会誌 20巻1号 pp.39-46.
5.中尾竜二・杉山京・佐藤ゆかり・桐野匡史・神部智司・竹本与志人(2016)地域包括支援センターが受診援助を行っている認知症の疑いのある高齢者の援助依頼者とその遠近構造.厚生の指標 63巻11号 pp.39-45.
6.竹本与志人・杉山 京・倉本亜優未・木村亜紀子・仲井達哉(2016)血液透析患者を対象とした家族機能と抑うつの関係.社会医学研究 33巻2号 pp.61-70.
7.竹本与志人・杉山京(2016)認知症が疑われる高齢者の早期受診に向けた保健医療福祉連携モデルの理論構築.日本早期認知症学会誌,9巻1号 pp.22-31.

※学会発表や紀要、2015年度以前の研究業績ならびに最新の研究業績等については,研究室ホームページをご覧ください。http://ytakemotolab.fhw.oka-pu.ac.jp/
最終更新日 2017.09.18